「斎藤」「斉藤」「齋藤」「齊藤」・・この差って何? 錦織圭が「ニシキオリケイ」ではない理由

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全国に「サイトウさん」は30種類以上もの表記がある

ビジネスシーンにおいて、メールのやり取りは日々の必須業務。一方、送り先の名前を書き間違えた……なんて失態は時折ある。特に「太田さん」と「大田さん」、「伊藤さん」と「伊東さん」など同じ読みなのに、微妙に漢字が違う、なんていう場合は特に注意が必要だ。

ましてや「斎藤さん斉藤さん齋藤さん齊藤さんに至っては、本当にややこしい。「安全策で……」と、いちばん簡単な斉藤さんと表記にした時に限って、「私のサイトウはその漢字ではありません!」などと厳しく指摘されてしまうこともある。

それにしても、「斎藤さん」と「斉藤さん」と「齋藤さん」と「齊藤さん」、この「差」っていったい何なのだろうか? そもそも「差」があるのだろうか?

TBSテレビ『この差って何ですか?』取材班は、この件を徹底調査することにした。

めったに出会えないサイトウさんが多数存在

まず向かったのは日本一の品揃えを誇るハンコ屋さん、「はんのひでしま」。ここで扱う「サイトウ」の印鑑をすべて出してもらったところ、何とその数16種類! 「才藤」「妻藤」「西東」などめったにお会いすることのないサイトウさんから、「これでサイって読むの……?」という難しい漢字のサイトウさんまで。これは奥が深そうだ。そこで、名字研究家の高信幸男氏に話を伺った。

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