「芥川賞・直木賞」をどれだけ知っていますか

思わず人に話したくなる薀蓄100章

日本で最も長い歴史を持つ文化賞です(写真:Graphs/PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「芥川賞」と「直木賞」。第153回芥川賞に輝いたお笑いコンビ・ピース又吉直樹氏の小説『火花』のドラマがネットドラマで配信され、再び話題になっている。あなたはどのぐらい芥川賞と直木賞を知っていますか。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

芥川賞と直木賞を設立したのは同じ人物だ

01. 芥川賞と直木賞は、日本で最も長い歴史をもつ文化賞

02. 芥川賞と直木賞の正式名称は、それぞれ「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」

03. ともに昭和10年、菊池寛が友人の芥川と直木の業績を記念し設立した文学賞

04. 菊池寛は新聞小説『真珠夫人』で人気となり、私財を投じて雑誌『文藝春秋』を創刊した作家

05. 芥川賞は純文学の短・中編小説に与えられ、基本的に無名もしくは新進作家が対象となる

06. 直木賞は大衆文学の長編や短編集に授与される賞。対象となるのはある程度のキャリアをもつ中堅作家

07. 芥川賞、直木賞ともに作品を公募する方式ではなく、すでに雑誌等に掲載、単行本化されたものから選ばれる

08. 選考対象となるのは、まだ両賞を受賞していない作家

09. よって芥川賞と直木賞、両方を受賞した作家はいない

10. 芥川賞受賞作品は雑誌『文藝春秋』に発表される

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11. 直木賞受賞作品は雑誌『オール讀物』に発表される

12. 正賞として「懐中時計」、副賞として賞金が授与される

13. 懐中時計は、以前はロンジン、オメガ、セイコー製など

14. 現在の正賞の懐中時計は銀座和光謹製。裏に賞の名前、贈呈式の日付、受賞者の名前が刻印されている

15. 第1回~第20回の副賞は500円

16. 現在は副賞100万円

17. 主催は日本文学振興会という文藝春秋社の社内団体

18. 芥川賞、直木賞とも授賞は年2回

19. 上半期は12月1日~5月31日までに発表された作品が対象。選考会は7月中旬、贈呈式は8月中旬

20. 下半期は6月1日~11月30日までに発表された作品が対象。選考会は翌年1月中旬、贈呈式は2月中旬

次ページ受賞作品はどのように選ばれているのか
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