「芥川賞・直木賞」をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる薀蓄100章

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41. 初期の頃、川端康成は芥川賞候補作の下読みを担当していた

42. 芥川賞の最年少受賞者は19歳11カ月の綿矢りさ

43. 直木賞の最年少受賞者は、第11回に『小指』で受賞した堤千代。当時22歳10カ月

44. 芥川賞の最年長受賞者は75歳の黒田夏子。第148回『abさんご』で受賞

45. 同時に、第148回直木賞は23歳の浅井リョウが『何者』で戦後最年少受賞となった

46. 芥川賞初の女性受賞者は1938年下半期・第8回。中里恒子が『乗合馬車』で受賞

47. 松本清張は1952年『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞したが、最初は直木賞候補にノミネートされていた

48. 文壇文学賞の4大タイトルともいわれる芥川賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、川端康成賞すべての受賞者は大江健三郎、大庭みな子、河野多恵子、丸谷才一、町田康

49. 江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、直木賞は推理小説界の3冠王とも呼ばれる

50. この3冠を達成しているのは、陳舜臣、高橋克彦、桐野夏生、東野圭吾

51. 藤原伊織は『テロリストのパラソル』で江戸川乱歩賞と直木賞をダブル受賞。同一作品での江戸川乱歩賞・直木賞のダブル受賞は史上初

52. 日本推理作家協会賞と直木賞を同一作品で受賞した作家は逢坂剛。受賞作は『カディスの赤い星』

様々な経歴の人が芥川賞作家に

53. ミュージシャンから芥川賞作家となったのは、辻仁成、町田康、川上未映子

長崎市役所職員だった青来有一が124回芥川賞を受賞した(写真 :コウナイスショット / PIXTA)

54. 2000年下半期は、長崎市役所職員だった青来有一が『聖水』で第124回芥川賞受賞

55. 2001年上半期『中陰の花』で芥川賞作家となった玄侑宗久のもうひとつの顔は臨済宗の僧侶

56. 芥川賞選考委員を務める島田雅彦は、6度芥川賞候補となりすべて落選という最多落選記録をもつ

57. 島田雅彦と並び、芥川賞候補の最多落選記録をもつのは、なだいなだ、増田みず子など

58. 吉村昭は4度も芥川賞候補になりながら受賞できず、妻である津村節子が受賞した

59. 吉村昭は3度目のノミネート時、「受賞」の連絡を受けて到着した記者会見場でそれが誤報であることを知らされるという芥川賞史に残る悲劇にも見舞われている

60. 直木賞の最多落選回数は古川薫の9回。10回目に『漂泊者のアリア』で受賞を果たしている

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