チョコ好きなら外せない「イースター」の正体

ロブションやゴディバ、キョロちゃんも登場

渋谷区代官山で開催された「ショコラ de イースター」ではSNSに会場から写真を投稿する来場者が多く、話題が広がった

2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーが過ぎ、チョコレートやお菓子のお祭りシーズンは一段落――。そう思った矢先に街で、卵の形のチョコレートをたびたび見かけることはないだろうか。

フランス料理界の巨匠ジョエル・ロブションが手がける「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」では2012年から日本でイースターエッグのチョコレートを販売開始。2016年は3月25日~4月30日まで「イースターエッグ 2016」を販売している。各¥2484(税込)

これまで日本で馴染みが薄かった「イースター」を楽しむ日本人が増えている。イースターとはキリストの復活を祝う「復活祭」と銘打つお祭りだ。キリスト教圏ではクリスマスと同様に重要な祝日のことである。今年のイースターは3月27日。「春分の後の、最初の満月の後に訪れる日曜日」とされる移動祝祭日で、生命の復活の象徴である卵を飾り付けたり(イースターエッグ)、卵やウサギ、ニワトリの形のチョコレートで春の訪れを祝ったりする習慣がある。

子どもたちは庭や家の中に隠された卵の形のチョコレートを探し出す「エッグハント」を楽しみ、大人はチョコレート店の芸術的な卵型チョコレートのオブジェをプレゼントに利用する。復活祭の日付に関わらず、毎年3月から4月末ぐらいまでの間は、街はカラフルな卵の形のチョコレートで彩られる。

日本でも様々なチョコレートブランドや菓子メーカーが卵をモチーフにしたチョコレートを販売、可愛らしさや楽しさが受け、チョコレート・洋生菓子を対象としたイースター市場規模は2013年からの4年で4倍近くまで成長している(富士経済調べ)。

ゴディバ本店(ブリュッセル)にはカラフルなイースター商品が所狭しと並ぶ(2016年2月末)

日本ではまだ「少し目につく」というレベルかもしれないが、欧米ではこの時期に卵の形のチョコレートが街に溢れるのは当たり前の風景。欧米諸国では、春の到来といえば「イースター」、そしてイースターといえば卵の形のチョコレート。3月になるとチョコレート店や菓子店、スーパーマーケットなど街のあちこちに大小さまざまな卵をモチーフにしたチョコレートが並ぶ。イースターはカラフルで華やかなチョコレートのお祭り的なシーズンともいえるのだ。

大手菓子メーカーも力を入れる

近年、日本の大手菓子メーカーもイースター商品に力を入れている。森永製菓では、昨年春に展開したイースター商品の好調を受け、今年はカラフルなイースターエッグをデザインしたパッケージの「チョコボール<ピーナッツ>プチパック」「パックンチョ<チョコ><いちご>」などの10商品を3月1日から販売。既に昨年を上回る販売量で推移している。

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