チョコ好きなら外せない「イースター」の正体 ロブションやゴディバ、キョロちゃんも登場
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スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで売られる流通菓子のカテゴリーで見ると、イースター関連商品の市場規模は2014年と比較して2015年は約6倍にまで広がったという(森永製菓調べ)。今年はさらにそれを上回る見込みだ。
「キョロちゃんは1967年生まれの鳥で、チョコボールは卵の形ですから、イースターにもふさわしいキャラクターです。日本人は様々な行事を生活に取り入れ、アレンジして楽しむ事が好きな国民ですが、日本ではまだイースターは何をして楽しめばいいのかわからない方が多い。楽しみ方を積極的に提案していきたいと考えています」と森永製菓コーポレートコミュニケーション部の国近文子広報担当マネージャーは話す。
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子どもたちを対象にしたイースターイベントを各地で行い、営業部門の社員のみならず、会長、社長といった役員が売り場に出向いて陣頭指揮をとる。森永製菓は、大正14年(1925年)にはすでにイースターの卵型チョコレートを、当時の丸ビル内にあった「森永キャンデーストア」で販売していた先駆けでもある。その後90年たった今、春の新たなマーケットの創造に取り組んでいる。
外資系ホテルでは定着
2007年のオープンから毎年「イースターエッグ」をモチーフにしたチョコレートを販売しているザ・ペニンシュラ東京(東京千代田区)では、今年は10種類以上のアイテムを販売。例年以上にイースター向けチョコレートに力を入れている。「ホテルオープン当初に総支配人と話し合い、まだ日本では殆ど馴染みがないけれども、このホテルでは欧米の習慣を取り入れ、イースターの楽しさを紹介していこうと決めました。時代がついてくるだろうと予測していました。」(ザ・ペニンシュラ東京 エグゼクティブ ペストリーシェフ 野島茂さん)
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この時期はとにかく売り場が可愛い。日本人客はルックスの可愛らしさに惹かれて購入するケースがまだ多いが、外国人の宿泊客は、明確にイースターを目的として購入する。ただ「販売当初は「どうして卵のチョコがあるの?」と日本人のお客さまによく聞かれましたが、昨年くらいから殆どなくなりましたね。イースター=卵のチョコレート、と日本で定着してきたことを実感します」(野島茂さん)
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