ちなみにデフレ化という言葉は、10年以上前から言われていたことです。ただ、ビジネスパーソンが自身の問題として痛切に感じるようになったのは最近のこと。
リーマンショック、3.11の震災を経験して、会社の本気度が大きく変わってきたからです。会社は採用を抑制するといったソフトな施策だけでなく、大胆なリストラや人事制度によって、社員のふるい分けを始めました。
さあ、果敢なる”社内営業”を始めよう
では、どうしたらいいのか?普通の社員でいることを脱却することが、生き残りへの近道であることは間違いありません。普通の社員とは、つまり可もなく、不可もない存在。さらに言えば経営陣や人事部からすれば、とくに印象がない社員です。ゆえに
「入社8年目の加藤(仮名)とはどんな奴だ?よくわからないから、通常のローテーションで人事異動させればいい」
などとなってしまいます。しかしそこで、もし加藤さんの仕事ぶりを知る上司などがいれば、「いや、あいつは、大手企業の営業で提案力を発揮する可能性があるから、本社に異動させてはどうか?」と待ったをかけてくれ、キャリアが大きく変わることもあります。
自分の仕事ぶり、特徴を周囲が知っているかどうかは、あなたが思っている以上に人生を変えるのです。ゆえに、社内営業は非常に大事な行為なのです。
自分をアピールする場合は、「今回の成果は、社内で共有しておいたほうがいいと思ったので報告させてください」と、自慢気になり過ぎず、控え目な態度でありたいものです。
といって、自分の成果を黙っておいたら、それに誰も気付かないことも多いものです。自分の将来のためにも、”果敢なる”社内営業をぜひ、試みてください。
この連載が本になりました!12月22日より全国書店のほか、アマゾンなど各ネットストアでも展開しています。
「デフレキャリア時代のサバイバル術」をお知りになりたい方は、ぜひお手にとってご覧ください。
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