あなたのスマホがサイバー犯罪に狙われる FBI捜査官が明かすサイバー犯罪のいま(上)

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NCFTAのルミンスキ氏は、「使う側の意識の向上も重要」と言う。

「モバイル機器の脆弱性が問題になっている。ブルートゥースを持ち歩いた場合、マルウェアが入ってくれば、脆弱性が出てくる。一方、ブルートゥースをOFFにするだけで情報は守れる。そういった点についての認知や教育が必要だ」

サイバー犯罪のターゲットはモバイルに

オッス氏は、犯罪者のターゲットがモバイルにシフトしていると指摘する。

「われわれがモバイルを使えば使うほど、犯罪者にとって魅力が高まる。通常のラップトップPCだけを狙っていたマルウェアが、モバイルデバイスに標的をしぼりこんで、オンライン銀行のシステムに攻撃を加える方向に変わりつつある。

感染は、ラップトップとかパソコンと同じような方法だ。デバイス上で開いたEメール経由、あるいはネットサーフィンをしているときに、何か偽の広告をクリックさせるなどして、自動的にマルウェアをダウンロードし、あるいはアプリケーションとして悪意あるようなものが勝手にダウンロードされてしまったりする」

警察庁の平川氏は、「携帯電話はコンピュータ」だという認識を持つ必要性を訴える。

「スマートフォンは特にそう。コンピュータでおきていることは確実に、ごく近い将来スマホでもおきる。日本語の壁があるから外国で起きていることは、日本で起きないという認識もあるようだが、それも時間の問題」

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