今回は、前回に引き続きAKB48と京都花街の類似性について見ていきたいと思います。
舞妓さんは「会いに行けるアイドル」の元祖
「会いに行けるアイドル」は、AKB48のコンセプトです。秋葉原にある専用劇場に行けば、AKB48のメンバーに会うことができるということは周知の事実です。アキバに出掛けて、専用劇場でAKB48の舞台を楽しみ、メンバーと握手ができる。これがあるからこそ、現在のAKB48の人気があるといえます。
このように、アイドルという憧れの存在に、ファンがきちんと近づくことができる仕組みがある、それはAKB48のコンセプトに欠かすことができないものなのです。
ですから、AKB48の成功とともに、SKE48・NMB48など姉妹グループができ、地方の人が東京まで出掛けなくても、自分たちの近くの劇場でアイドルに会えるようになっています。たくさんグループができることで、ファンがそこに行けばアイドルに会うことができるというAKB48のコンセプトが、地方でも実現されました。
そして、これと同じ仕組みが、京都花街にはあります。しかも、その源流は1872(明治5)年と、140年前にまでさかのぼることができます。驚かれるかもしれませんが、舞妓さんはまさに「会いに行けるアイドル」の元祖だったのです。
京都花街の踊りの会
皆さん、京都では春と秋に芸舞妓さんたちが、踊りの会の舞台に立っていることはご存じですか?
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