仕事のできない人ほど右脳をうまく使えない コツを知れば何歳からでも脳は鍛えられる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
3%しか使えてないとされる脳の力をもっと引き出すには?(写真:xiangtao / PIXTA)

斬新なアイデアを出す人、頭の回転が速い人、複数の物事を同時に高いクオリティで回す人――。皆さんの職場にも、このような「デキる人」がいるでしょう。一方で、職場ではお荷物になっている「デキない人」もいる。この差はなぜ生まれるのでしょうか?勉強量の差?経験?それとも、もともと生まれ持った才能でしょうか。

筆者はどれも違うとみています。「デキる人」は「脳の使い方がうまい」といえます。「脳を使う?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、脳は道具です。たとえるならスマートフォンのようなもの。いろいろなアプリが入っていて、さまざまな使い方があります。しかし、多くの人は、電話をかける、メールをする、といった程度の使い方しかしていません。一説では、脳はその能力の3%しか使えていない、とさえ言われます。

デキる人たちは、脳の機能をフル活用することで、最短で解決法を見つけたり、即決で判断できたり、斬新なアイデアを生み出したり、効率よく仕事をしたり、複数のことを同時に回したり……しているわけです。

「デキる」ビジネスマンは、右脳の使い方がうまい

では、なぜ脳の使い方がうまい人、下手な人が出てくるのでしょうか。これは、その人が「これまでどう脳を使ってきたか」の蓄積に他なりません。そして、その大きな要因は、「右脳」を使ってきたかどうか、に尽きます。

どういうことかを説明する前に、右脳と左脳の違いを説明しておきます。まず、「右脳」は、ひらめきやイメージ、調和などをつかさどる脳です。物事を俯瞰的に、全体的に処理する特徴などもあります。また、高速処理も大きな特徴です。

そして左脳は、計算や分析が得意な脳。言語、計算、論理、理屈といった理性的で論理的なことをつかさどります。全体的に高速で処理する右脳と比べると、左脳は、一つひとつのことを直列的に処理することに長けています。

次ページほとんどの人は左脳が優位に働いている
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事