松下幸之助の部下が勢いよく成長できた理由

その人事術には4つのポイントがある

松下幸之助流、部下の育て方とは?(撮影:高橋孫一郎)

責任者のなすべきこと、それは3つの役割であると、私はいつも説明している。

まず第1に、責任者である以上、自分のチームの仕事をやりあげること。これは説明も要らないであろう。しかし、仕事をやりあげるだけの責任であれば、きのう入ってきた新入社員でも自分の仕事をやりあげる責任を持っている。だが彼ら新入社員を責任者とは呼ばない。

上司には3つの責任がある

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責任者が新入社員と違うのは、第2に、新しい仕事を創りだすという責任があるからである。今まで自分が持っていた仕事の、100のうち20を部下に任せれば、自分の仕事に20の隙間ができる。その20で何をするか。責任者はそこで新しい仕事を創造しなければならない。責任者一人ひとりがそのように新しい仕事を創りだすとき、会社全体が大きくなる。発展する。第3は言うまでもなく、部下を育てるという責任である。部下を育てることができなければ、今より大きな仕事はできない。仕事を任せることを通じて、部下を育てていかなければならない。

① チームの仕事をやりあげたか

② 新しい仕事を創りだしたか

③ 部下を育てる努力をしているか

その3つの責任を、責任者はつねに肝に銘じなければならない。

さてこれまで、人を育てるためにはどうすればいいか、部下を育てるためにはどうすればいいかということをいろいろ述べてきたが、締めくくりとしてマニュアル的にまとめてみよう。部下を育てるポイントは、次の4つである。

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