先輩が部下になった!どうすれば動かせるか

まずは年齢という呪縛から脱しよう

先輩が部下になることも多い。そんなとき、何に気を付ければいいのだろうか(写真:tomos/PIXTA)
昇進・昇格、人事異動の季節。かつての上司や先輩を部下に持つこととなり、戸惑う新任管理職も多いのではなかろうか。「後輩上司」と「先輩部下」の間に渦巻く不安や不満。どう向き合えば、共に納得しチームを回すことができるか。双方にとってヒントになる1冊『先輩が部下になったら』を書いた人材開発コンサルタント、門脇竜一氏に秘訣を聞いた。

 

──現場の悩みを耳にする機会がとみに増えているそうですね。

管理職研修で最大の盛り上がり場面が、困った先輩部下の悩み相談タイムです。一人が口火を切るやもう止まらない。今や上場企業の課長の半分に年上の部下がいる時代です。来る65歳定年時代に向かってチーム内年の差30歳が現実となるのも時間の問題。上からは「課長になったんだ、うまくやれ」と突き放され、途方に暮れる新任上司だらけです。表向きは同意するけど動かない、「管理職にならない俺に値打ちがある」と斜に構える、指示を理解できず自己解釈で突っ走る、報連相なしの独断専行、見た目立派・中身ボロボロ等々、困った先輩部下の話は尽きません。何の悪気もなく他の若手の前で新課長の批評を始める。過去の威光で影響力は大きいだけに、チームを掌握し切れてないところでそれをやられると、一枚岩どころかチームはガタガタ。悪影響大です。

「役職=役割」ととらえよ

──まず後輩上司の心得とは?

基本の基ですが、年齢の呪縛から脱すること。元上司にこんなの言いにくいとか、気分害されないかなとか、今さら頼めないとか、つい深読みしてしまう。でも今は自分がリーダーで、どんなフォーメーションで仕事を組み立てるかに、先輩後輩だの年齢はハッキリ言って関係ない。

先輩の年功についてはいったんリセット。経験値を洗い出して再評価し、いちばん力を発揮できそうなこと、やってもらいたいことを明確にする。ここは情を排し理の部分で考えます。

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