81. 長崎県壱岐島は乱獲防止のため海女のウエットスーツ着用が禁止され、「レオタード漁」が行なわれている
82. 輪島市では10月に「海女サミット」を開催
83. 「海女サミット」は全国の海女が交流を深め地域活性化や環境保全について考える場として2015年に5回目の開催となった
84. NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のロケ地となったのは岩手県久慈市の小袖海岸
85. 小袖海岸地区の海女たちは、日本で最も北に位置する海で活躍する「北限の海女」と呼ばれる
86. 小袖海岸の年間観光客数は例年約5000人だったが、『あまちゃん』効果により休日には1000人以上の観光客が詰めかけマイカー規制が実施されている
87. 久慈市観光物産協会は高校生海女クラブを組織中
88. 期間限定で高校生海女クラブのメンバーが絣はんてん姿でもてなす「アマリンカフェ」も展開された
89. 小袖の海岸では例年7月~9月に「北限の海女」素潜り実演を行なっている
90. 日本の三大海女地帯といわれているのは、志摩半島、千葉県の房総半島、石川県の能登・輪島
後継者不足の問題も
91. 他に海女漁の盛んな地域として静岡県伊豆、徳島県海部郡、山口県大浦、福岡県鐘崎、長崎県壱岐・対馬、福井県雄島などが知られる
92. 世界的には、海士が多く活躍しているエリアとして中国南部、マレー、太平洋地域があげられる
93. 全国の海女の数は、昭和31年の民間調査で1万7600人を数えたのが最多の記録として残る
94. 昭和53年の水産庁の調査では24県に9134人の海女が確認されている
95. 平成22~23年、東海水産科学協会の調査により、全国の海女人口は18道県に2174人と報告された
96. 全国の総数の約半数にあたる973人の海女がいるのが三重県の志摩半島(鳥羽市・志摩市)
97. 志摩半島の海女は、60年前は6000人以上、昭和53年の調査では3167人。いずれの地域も減少傾向にある
98. 後継者不足の問題などもあり志摩半島でも10年後には60歳以上の海女が8割以上を占めると予想される
99. 鳥羽・志摩の両市の海女漁は年内にも県の無形民俗文化財に指定される見通しとなっている
100. 三重県では国内初の海女保存会を設立し、ユネスコ無形文化遺産の登録を目指す構え
(文:森谷 美香/モノ・マガジン編集部)
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