「道の駅」の真実をどれだけ知っていますか 知れば思わず話したくなる蘊蓄100章

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新潟県小千谷市にある地域間交流センター道の駅ちぢみの里(写真:越山 / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「道の駅」。地方を車でドライブしていると出会うあの施設。とはいえ、その本当のところをどれだけ知っていますか。あっという間に身につく、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

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「駅」、本来の意味は?

01. 「駅」とはもともと街道の主要な場所に設けられた拠点や中継所としての宿駅を表す言葉

02. 鉄道駅に対して命名された「道の駅」だが、本来の「駅」の意味に近い施設となっている

03. 道の駅は1079駅が登録されている(2015年11月現在)

04. 2015年11月5日に新たに20の道の駅が登録された

05. 道の駅は、全国の主に一般道沿線を中心に整備されている施設

06. すべての道の駅において駐車場、トイレは誰でも無料で24時間利用可能である

07. 道の駅は、市町村またはそれに代わり得る公的な団体が設置する

08. 市町村長からの登録申請により国土交通省で登録されたものが「道の駅」

09. 道の駅は、道路管理者と市町村が整備する「一体型」と、市町村がすべて整備する「単独型」の2タイプがある

10. 道の駅の管理・運営は、民間会社やJAなど指定管理者が約4割、第3セクターが約3割を占めている

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11. 道の駅の登録要件は、24時間利用可能な駐車場・トイレ、情報提供機能、地域振興機能を備えた施設であること

12. 新潟県中越地震を契機に、道の駅には防災拠点機能(非常食・飲料水の備蓄、停電時の非常用電源の確保など)も加えられている

13. 国土交通省道路局ホームページの「道の駅のページ」に全国の道の駅の情報が掲載されている

14. 道の駅は1993年2月に登録制度が創設された

15. 1993年4月、全国の103カ所の施設が「道の駅」として登録された。公式の”道の駅第1号”は、この103施設すべてとなっている

16. これまでに登録抹消になった道の駅は2カ所。京都府の「茶処和束」と兵庫県の「山崎」

17. 道の駅の発案は1990年1月に開催された中国地域づくり交流会主催のシンポジウムの中で「鉄道に駅があるように、道路に駅があってもよいのでは」との提案が出されたことから始まった

18. 1991年~1992年に栃木県、岐阜県、山口県で12カ所の「道の駅」の社会実験が実施。そのうち岐阜県「花街道付知」と山口県「阿武町」を道の駅として後に登録された

19. こうした道の駅登録制度ができる前から「道の駅」を名乗る施設は複数存在していた

20. 1988年に旧建設省が一般国道に初の道路情報ターミナルを備えたパーキングエリアとして「豊栄」を整備

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