なぜ日本の公園は、あれもこれも禁止なのか

いまどきの公園は自ら稼いで街を潤す

「世界一美しいスタバ」は、実は日本にあるが、さてどこに?「稼ぐ公園」の考え方は、徐々に日本でも浸透している(写真:shuhei_1982 / PIXTA)

今回は、皆さんの身の周りにある「公園」について、考えてみたいと思います。

地方で「ある一定のエリア」を活性化するときには、個人など民間が保有する自宅や事業資産(ビルや田畑など)と共に、行政が所有管理している土地や施設などを「どう効果的に活用するか」が課題になってきています。

公園は「禁止」だらけ、何もできない空間に

しかしながら、日本の公共資産は、戦後一貫して「排除の上に成り立った公共性」によって成立してきました。どういうことでしょうか?つまり、ある一部の人のたちの反対があれば、その反対を聞き入れ、禁止に禁止を重ねていった先に、最終的に「誰もあまり文句を言わないという意味での公共性を確保する」、といった運用になってしまいました。

せっかく有名建築家に依頼して設計された公共施設でも、入り口から「赤いカラーコーン」(工事現場などで見かける円錐形の器具)が並び、壁にも「◯◯禁止」というビラが山ほど貼られています。その中でも公園などは多くの遊び方が事実上禁止され、何もできない公園も増加しました。

本来は多くの人が利用できるために作られたはずが、「何もかも禁止」という悲しい状況にあります。そのような禁欲的な空間は、地域を活性化させるどころか、むしろ荒廃して周辺エリアの価値を奪う空間にさえなっていきます。

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