これが真実!日々歩けば「医者要らず」になる

薬漬けの人に教えたい「健康のキホン」

ちなみに、逆流性食道炎は、昔であれば、ただの「胸やけ」、過敏性腸症候群はただの「下痢と便秘」という言葉で表現されていました。それが今は立派な病名がついて、治療の対象にされています。しかし、胃腸の働きを整えるには歩くことが非常に重要だったりするのです。

歩くだけで幸せな気持ちになれる

歩く効能の3つ目は、歩くと、脳内で「セロトニン」というホルモンが増えるということ。

セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれる、脳内の神経伝達物質のひとつ。セロトニンが十分に分泌されていると、人は落ち着きや満足などを感じます。つまり、歩くだけで、人は幸せな気持ちになれるのです。散歩をした後は気持ちがいい、と感じる人は多いでしょう。実は、これは気のせいではなく、科学的にも理に適っていることなのです。

ちなみに、うつ病にかかると、脳内のセロトニンが不足した状態になるという説が根強くあります。そのため、うつ病の治療では、「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)」や「SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)」など、セロトニン等の神経伝達物質を脳内で増やす薬が用いられます。しかし、同じ「セロトニンを増やす」方法なら、抗うつ薬を飲むより、歩くほうがいいと思いませんか?

今、日本では、いろいろな病気が増えています。

糖尿病人口は、950万人。高血圧人口は、4000万人。認知症人口は460万人、予備軍も加えると900万人。うつ病人口は、100万人超です。新たにガンにかかる人は毎年100万人、ガンで命を落とす人は毎年37万人います。

確かに患者数は増えていますが、その大半は歩かなくなったことが原因といっても過言ではないのではないかと、日々患者さんと接している私は思えてならないのです。

そのことを端的に表していると思う話があります。沖縄県のことです。沖縄県と言えば、一昔前までは、日本一の長寿県。実際、1985年には男女ともに平均寿命第1位でした。ところが、2010年調査では、沖縄県の男性の平均寿命は全国30位にまで転落。65歳未満の死亡率は、なんとワースト1位になっているのです。

ちなみに、沖縄県の女性のほうは、2010年調査でもまだ3位と上位ですが、65歳未満の死亡率は全国最下位で、平均寿命にしても「長寿のおばあちゃんたちが引き上げているだけだろう」と言う声もあります。

なぜ、沖縄は長寿県から転がり落ちてしまったのか。その理由として指摘されるひとつは、食生活です。沖縄では、他の都道府県に先駆けて、高脂肪・高カロリーの欧米型の食事が広まっていったといいます。東京・銀座にマクドナルド1号店がオープンする10年ほど前から、すでに沖縄県ではファストフードが入ってきていたことも、そのことを象徴しているかもしれません。

次ページでは、具体的にどうすべき?
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