これが真実!日々歩けば「医者要らず」になる 薬漬けの人に教えたい「健康のキホン」
私は、兵庫県の尼崎市でクリニックを営んでいる町医者です。私の外来には、高血圧、糖尿病、胃腸不良、うつ病、不眠症、認知症、膝や腰の痛み――など、さまざまな病気、症状で困っている患者が訪れます。当然、病気や症状によって治療は異なりますが、どんな病気、どんな症状でも共通してアドバイスすることがあります。それは、「歩く」ということです。「病気の大半は歩くだけで治る」と常々言っています。
そのエビデンス(根拠)を示せといわれれば、示すことはできないので、 言い過ぎと言われてしまいそうですが、それでも「歩けばよくなる」「歩けば医者いらずになる」とは確信をもって言えます。
ところが、現実はどうでしょう。風邪を引いたら、医者にかかり、薬をもらって帰ってくる。健康診断で生活習慣病の疑いがあると判明すれば、やっぱり医者にかかり、薬をもらう。しかし、風邪を治す薬なんて存在しないということは、ご存知でしょうか。
風邪薬と呼ばれるものはあるものの、その正体は、「風邪を治す薬」ではありません。単に、風邪によって生じた症状を抑えるための薬です。症状ごとに薬が出るため、風邪で3種類や5種類も薬が処方されます。病気によっては、10種類、20種類も飲んでいるという方もいるのが現状です。
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