これが真実!日々歩けば「医者要らず」になる 薬漬けの人に教えたい「健康のキホン」
薬は症状を抑えるだけで、根本的に解決する(風邪そのものを治す)わけではないのです。
このからくりは、医療の至るところで見られます。つまり、あなたは病気を治したいと思って薬を飲んでいるかもしれませんが、実は、医者は治すことを目的にその薬を処方したわけではない……ということがよくあるのです。医者の説明をきちんと聞いてみると、「痛みを取るために、この薬を出しますね」「熱を下げるために、この薬を出しますね」と、気になる症状を抑えるために薬が出ているということがほとんどだとわかります。
そもそも西洋医学のほとんどが、こうした「対症療法」なのです。
老化現象でどんどん薬漬けに
血圧が高いと言っては、降圧剤を飲むものの、薬で血圧を抑えている状態は「治った」とは言えません。糖尿病の血糖降下薬剤もまったく同じです。
認知症に使われる抗認知症薬も、同じです。名前こそ、まるで認知症を治してくれる薬のようですが、現在4種類ある、いずれの薬の添付文書(薬の説明書)にも、「認知症を治す」とは書かれていません。書かれているのは、「認知症症状の進行抑制」。つまりは、症状が進行するのを抑えるというだけ。
多くの薬は、根本的に治すわけではなく、症状を抑えるだけなので、生活習慣病や認知症といった慢性的な病気、症状の場合、薬を飲み続けなければいけません。そうして、常時、何種類もの薬を飲むことになったりするのです。
特に年を取れば取るほど、気になる症状は増えるので、その分、薬も増えていくことになります。気づいたら、‟薬漬け”になっているということもあるかもしれません。
しかし、年を取って、膝が痛くなったり、腰が痛くなったり、目がかすんだり、耳が遠くなったり、トイレが近くなったり……というのは、すべて病気というより、大体が齢のせいです。ところが、こうした当たり前の老化現象にも、それらしい病名がついて、治療の対象になっています。でも、本来は「老化」なのだから、痛みなどのつらい症状を取り除くことはできても、根本を治すことはなかなかできないのです。
では、根本的に解決するには、どうすればいいのか――。そのいちばん手っ取り早い、安上がりな方法が「歩くこと」です。
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