「50代の社員が多い100社」ランキング

「CSR企業総覧」で読み解く有望企業<2>

これは4位JT(同40.6%)、5位日本電信電話(40.3%)も同様だ。現状、外から見れば好業績だが、職場は中年男性が中心で社員構成に危機感を募らせている大手企業は少なくない。今、大学生の君たちがこういう会社に入ればまさにこれから変わろうとしている中で社会人生活を歩むことができる。

こうした会社では入社後の君たちの指導は人数が多い優秀な50代男性がつく可能性も高い。50代は就活生の父親世代より少し上にあたる。同級生や先輩のお父さんたちに教わるようなイメージだ。世間でよく言われる「疲れたおじさん」ばかりでなく気持ちも若くパワフルな人も多い。

一般的に年をとると昔はとんがっていても徐々に角が取れて丸くなる。若い人の話に耳を傾けてくれるおじさんもかなりいる。好業績を続ける企業であれば収入も悪くない。自分より少し年上の先輩ばかりの職場よりおごってもらう機会も多そう。昔の話もいろいろ聞けるかもしれない。決してマイナス面ばかりではない。

若手と50代の組み合わせが増えている

また、現在の日本の人口構成は君たちより年上(特に現在40代)が圧倒的に多いことも忘れてはならない。今後の人生で多く存在する年上とのうまい付き合い方はどの職場に行っても必須のスキルになることは知っておいた方がよいだろう。

さて、最近、ビジネスの世界で「若手と50代の組み合わせをよく見る」という声を聞く。30代、40代との中堅は目の前の仕事に忙しく、人数が多く余裕のあるベテラン勢が若手の教育係となっているということらしい。

私が担当するCSR界隈でもそう感じる。入社数年(に見える)の若手社員と超ベテラン。手取り足取り面倒を見ているという感じだ。確かに30歳くらい年が離れると広い視野で温かく見守ることができるという話も聞く。

現在40代半ばの私も20代の頃に何かと面倒を見てくれたのは50代後半のおじさん部長だった。少し年が離れたコンビは結構いい組み合わせなのかもしれない。

こういうベテランが多数残っている会社は業績も安定し、これまで大規模なリストラも行わず、職場に誇りを持つ社員が多い。次の時代に会社を残すため真剣に後進の育成に取り組もうという意識も高い。この人たちからノウハウをしゃぶりつくすくらいの気持ちがあれば、実力もアップするだろう。

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