「面倒見がよい大学」ベスト100ランキング

金沢工業大学が11年連続でトップを守る

面倒見のよさが大学の人気を左右する(写真:NORIYUKI/ PIXTA)

大学通信は毎年、全国約2000進学校の進路指導教諭にアンケート調査を実施している。昨年は750校から回答を得た。その中で「面倒見がよい大学」はどこかを聞いた。5校連記で大学を挙げてもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

面倒見がよい大学というと、学生を手取り足取り指導してくれるイメージがあるが、そうではない。基本的には学生が能動的に動こうとした時に、サポートする制度があることが面倒見のよさになる。

昔とは異なり大学進学率5割を超えるようになってきて、強い目的意識がなく入学してくる学生も少なくない。そのため、学びだけでなく、学生を主体的に行動させるように指導するのも、大学の重要な役割になってきている。

金沢工業大学は11年連続トップ

この連載の過去記事はこちら

トップの金沢工業大学は、調査開始以来11年連続トップだ。高校時代に履修していない科目や弱点だった科目を、教員に自由に質問できる体制を整え、専門科目基礎でも気軽に質問できるようにし、学生の学力アップを図っている。

1年次の学生は1年間、自分の毎日の行動を記録する就学ポートフォリオを作る。これに対して担任の教員が、各学生のポートフォリオに毎週コメントを返している。初年次教育の充実に力を入れている。

さらに、理系学生が苦手とするプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力などを磨く授業を行っている。一方的に教える授業ではなく、学生が主役の教育への工夫、今でいうアクティブラーニングを早くから実践してきた。

ほかにも課外活動が行える「夢考房」を設け、学生はソーラーカーやロボットなど、多くのもの作り、さまざまなコンテストに出場し好成績を収めている。高校の間では、こうした取り組みが高く評価されている。

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