最新!「3年後離職率が低い」トップ200社

就活生必見!本当に働きやすい会社

せっかく入った会社をすぐに辞めてしまう若者も少なくありません(写真:freeangle / PIXTA)

つい先日、新年を迎えたばかりと思っていたら、早くも1月も終盤戦になったと感じている人も少なくないだろう。あと2カ月余りも経てば、各企業に新入社員が入ってくる。4月から新社会人になる学生は希望に満ちていることだろう。

一方、さまざまな事情によって、せっかく入った会社をすぐに辞めてしまう若者も少なくない。会社の良し悪しを計る基準は、人によって重視する内容も序列もさまざま。ただ、「入社後の働きやすさ」は就職活動中の学生をはじめ誰もが気になるはずだ。

大卒の3年後離職率は32.3%

この「入社後の働きやすさ」を示す「3年後離職率」という指標をご存知だろうか。新卒入社者のうち3年以内に離職(退職)した人の割合のことだ。厚生労働省でも毎年「新規学卒者の離職状況」調査を実施しており、最新の調査結果によると大卒の3年後離職率は32.3%と、実に「3年で3割が辞める」計算だ。

『就職四季報』は企業からの掲載料をいっさい受け取らない、中立・客観的な就活本。59業界の有力企業を徹底調査。上場会社と有力未上場会社3740社の採用数と会社概要一覧などを掲載。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

ただ、非常にセンシティブな内容で、就活生にしてみると会社説明会などで直接質問しにくいのが正直なところだろう。東洋経済が1月22日に刊行した『就職四季報2017年版』(総合版、女子版、優良・中堅企業版が発売中)は、個別企業ごとの3年後離職率を掲載している。アンケートベースでの回答で集計しているため、掲載企業すべてのデータがあるワケではないが、そのうち特に3年後離職率が低い、つまり「新入社員の定着率が抜群に高い」トップ200社の最新ランキングを紹介したい。

集計対象は、『就職四季報2017年版』に掲載の1260社のうち、回答があった948社。その中から、2012年新卒入社者が10人以上の875社を対象とした。なお、同率の場合、入社者数の降順で順位付けした点に注意いただきたい。

3年後離職率が0%、つまり入社からの3年で1人も辞めなかった会社は全部で99社。そのうち、入社者が最も多い159人で1位になったのは、日産自動車。ルノーとの合算で世界販売台数4位の自動車メーカーだ。2011年入社者の3年間での離職者も0人で2期連続の0%となった。

続く2位にはプラントエンジニアリングの日揮。業態的に就活生にはあまり馴染みがないかもしれないが、国内最大手で世界有数の実績を誇る会社だ。3位はミシンで有名な情報関連機器のブラザー工業。ともに2012年入社者は60人以上だが3年間で1人も離職していない。以下、自動車部品の東海理化、建機や小型船舶のヤンマーと続く。トップ5社のうち4社がメーカーで、200社を見ても110社を占める圧倒的な存在だ。

ほかの業種に目を向けると、国際石油開発帝石(10位)、沖縄電力(12位)などのエネルギー、東京急行電鉄(31位)、京阪電機鉄道(55位)などの鉄道、いわゆるインフラ系も目立つ。もともとの社数が少ないことから、ランクイン率で見ればメーカーを凌ぐ。

続いて就活人気の高い業種を見ていくと、マスコミからは、共同通信社(27位)、東京書籍(60位)、讀賣テレビ放送(69位)などがランクインした。マスコミは高待遇・高倍率といわれるが、それゆえ入社後のミスマッチの小ささが要因と考えられそうだ。また、金融も人気の常連だが、ランクインは6社。損保、証券、銀行は1社も見当たらず全体的に寂しい印象だ。

なお、『就職四季報』掲載会社の3年後離職率の平均は11.1%。業種ごとの平均値で最も低いのはエネルギー(2.2%)、逆に最も高いのは小売(25.8%)だった。ただ、後者の場合でも、数値の低い会社はもちろん存在する。会社を比べる場合は、同業他社や業種平均を対象にすることが有効だろう。

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