今日から多くの会社や役所で仕事始めだ。新年を迎えた今、気持ちを新たに仕事に取り組もうと考えているビジネスパーソンは少なくないだろう。
東洋経済オンラインは『会社四季報』(新春号が発売中)でも掲載しているデータを活用して、全上場企業約3600社を全国7地域(北海道・東北、東京除く関東、東京、中部、近畿、中国四国、九州沖縄)に分けた平均年収ランキングをまとめた。
「近畿528社」「中部394社」「中国・四国101社」「九州・沖縄96社」「北海道・東北73社」に分けてお送りしてきた地域別の上場企業・平均年収ランキング。第6弾として、「東京を除く関東」(神奈川、埼玉、千葉、茨木、群馬、栃木の各県)に本社を置く290社のランキングをお届けしよう。
本社の所在地は『会社四季報』2016年1集(12月発売)の本社欄に掲載した実質上の本社を採用。その他のデータは2014年9月期~2015年8月期の有価証券報告書に掲載された値を用いた。従業員数は連結ベースを優先しし、平均年齢と平均年収は単独とした。
ランキング1位のレーザーテックは1038万円。従業員数は258人と少ないが、半導体等の検査装置に強みを持つ会社だ。本社は横浜市にあるが、海外事業所が世界中にあり、海外売上比率は6割を超えるグローバル企業でもある。
グローバル展開できるなら東京本社は必須でない
2位と3位は総合エンジニアリング大手の日揮と千代田化工建設がランクインした。両社とも本店は横浜市にあるが、主戦場は世界各地だ。世界中で石油、化学などのプラント建設を行うグローバル企業といえる。独自技術に強みを持ち、国内よりグローバルに展開する製造業であれば、本店所在地は東京である必要はないのかもしれない。
ランキング6位のイオンは連結ベースで12万6440人の従業員数(従業員でランキングすると2位)を誇る。国内中心に事業展開を行っていることを考えれば、雇用主として大きな役割を果たしている。東京を除く関東に本社がある会社で従業員数が最も多かったのは日産自動車(ランキング15位)だった。
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