メーカーの既婚率が高い
内閣府男女共同参画局の調査では、女性正社員の約3割は結婚をきっかけにして、非正規に転職または無職となる。若いうちに退職して、その後パートや派遣で働くという働き方もあるだろう。
しかし、定年まで正社員として勤務した場合と、若いうちから非正規で働いた場合を比べると、生涯賃金で大きな差が出る。人生においておカネがすべてではないが、安定した生活設計をする上で重要であることは言うまでもない。既婚率の高い会社は結婚後も勤務しやすい会社ということになる。
「女性既婚率ベスト100」では女子正社員のうち既婚者の比率が高い順に企業をランキングした。ちなみに女性既婚率とは「女性正社員の中の既婚者÷女子社員総数×100」で求められる。
ランキングを見渡すと、一見してメーカーが多いことに気づくだろう。特に電機、自動車、機械関連のメーカーが上位に並ぶ。その次に多いのが情報・通信やソフト関連企業だ。
また、女性社員よりも男性社員の多い企業がほとんどだ。ちなみに女性社員比率が最も高いハニーズの既婚率は24.0%、第2位のレリアンは39.5%、第3位のヴァンドームヤマダは「NA」(回答拒否)となっている。アパレルやアクセサリーなど女性用品を扱っていて、女性社員の多い企業は、女性社員の平均年齢が低いこともあり、女性既婚率が低いケースが多い。逆に男性的なイメージの強いメーカーの女性既婚率が高い傾向がある。
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