賃金がわかれば生活がイメージできる
第1回目の今回は「大卒30歳平均賃金」だ。ランキングは100位まで紹介。データは基本的に大卒・総合職の「実在者平均の月例賃金」だが、一部例外もある(ランキング下の注記を参照)。「注」には各社の特殊要因、さらに「最高」、「最低」の金額も開示がある場合は掲載した。
30歳といえば、大卒で8年、大学院(修士)修了で6年程度の勤務となる。仕事にも慣れチームのリーダーとして活躍し始める時期でもある。中には家庭を持つ人も出てくる。徐々に支出も増え、それなりの収入は必要になってくる。事前にこの時点の賃金がわかれば、将来の生活もイメージしやすい。
一般的に初任給はどの会社も示すが、その後の給与水準は外部には出さないケースが多い。「大卒30歳平均賃金」のような開示義務のない賃金データをCSR情報として出す会社は「従業員の生活を気にしている」と考えてよい。金額にかかわらず開示すること自体が「優れた会社(東洋経済では「信頼される会社」と呼ぶ)」の評価ポイントとなる。


















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