あなたの部下が指示どおり仕事をしない理由 指示の仕方が間違っている場合が多い
「あそこまで説明したのに、どうして失敗してしまうんだろう……」
「こんなに細かく指示しなきゃいけないんだったら、自分でやってしまったほうが早く終わるよ」
管理職の方々のこんなぼやきは、日本全国津々浦々で生まれていることでしょう。今も昔も、西でも東でも、部下は指示どおりに動かないものです。
若手社員が「指示待ち族」と言われるようになって久しいですが、こちらからやるべきことを伝えなければ自発的に動かない。かといって、指示を細かく伝えると、「上司の小間使いにされている」「もっと自由な権限を与えられる仕事がやりたい」と言い出す始末。それならばということで、管理職自身が仕事を進めていこうとすれば、今度は圧倒的に時間が足りない。結果、言うとおり動いてくれない部下に四苦八苦しながら、残業を続けて頑張る。今この瞬間も、管理職のみなさんが現在進行形で苦労されている様子です。
すべて管理職が悪い?
このような現状を打開しようと、さまざまな取り組みをされている管理職の方も多くいらっしゃるでしょう。世の中には、「部下との接し方」「人の動かし方」「成果を出すマネジメントの方法」などの情報がたくさんあふれています。企業が主体となって、マネジメントに関する研修を行うことも、もはや常識となりました。
しかし、それらで言われている解決策は、総じて「部下が動かないのは、管理職の責任です」というものばかり。詳しい内容と言っても「コミュニケーションとは、相手を慮った行動なので、云々」「部下に興味を持って、人間関係を築かなければ云々」というような話ばかり。これでは、管理職の方々がさじを投げてしまうのも仕方がありません。
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