たとえば、先ほどのBさんのPTAは、記念品については実費負担を条件に提供しますが、イベントはもともと経費がPTA予算じゃないところ(奨学金)から出ているため、こちらは加入・非加入の区別なく無条件に参加できる形です。
以上のように、非加入世帯へのサービス提供の仕方には、「実費を負担すればOK」の形と、「実費負担なしでOK」の形があります。
子どもの側にたった適切な運用がされている
ある程度費用がかかるサービスは実費負担で提供、費用があまりかからないサービスは無条件で提供、という形が多いようです。そして、「非加入世帯には一切サービスを提供しない」というPTAはありませんでした。
ちなみに、Dさんの隣の学校のPTAも、入会申込みを集めているそうですが、こちらは当初、非加入世帯の子どもは運動会のテントや集団登校に入れてもらえなかったそうです。
しかし粘り強く交渉を続けた結果、今はどちらも入れてもらえるようになり、また記念品も実費を負担すればもらえるようになったとのこと。
保護者はそれぞれ、病気や介護、仕事や経済的な問題、思想信条などさまざまな事情からPTAに加入できないことがありますが、子どもを活動から排除しないというのは、子どもの側に立てば非常に適切な対応ではないかと思います。
今後、学校の名簿流用をやめようというPTAでは、ぜひ上記を参考に、入会届の整備を検討してはいかがでしょうか。
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