なぜか語られない「実はPTA参加はお得」! それでもなくならないのにはワケがある

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 最新
拡大
縮小
「人とつながっている」という感覚そのものが、その人のQOLを左右する?(写真: Graphs / PIXTA)
子どもがいる人は、ほぼ誰もがかかわることになるPTA(Parent-Teacher Association)。学校と保護者、地域との橋渡し役を期待されるこの組織には、さまざまな謎や問題が付きまといます。いったいPTAとどうかかわるべきか?『PTAをけっこうラクにたのしくする本』の著者・大塚玲子が迫ります。

「やってよかった」という人が確実にいる

「やたらと時間をとられる」「何のためか分からない活動が多い」「無駄が多すぎる」等々、安定的に評判の悪いPTAですが、そもそもなぜ、なくならないのでしょうか?

 筆者が子どもだった30年前から、4月のPTA委員決めは母親たちの悩みの種だったと聞きます。だのになぜ歯をくいしばり、いまだに続いているのか。

単に「前例踏襲」(=惰性)で続いてきた面も少なからずあるでしょうが、おそらくそれだけではありません。やはり、実は、「やりたい人」がいるからでしょう。会員全体からみると少数ではあるものの、PTA活動にメリットを感じて活動している人も存在するのです。

実際に、講演会などでお会いするPTAの役員さんたちからは、以下のような声を、しばしば耳にします。

「最初は気が重かったけれど、今では周りの人たちとも仲良くなって、楽しいです。任期がなければ、ずっとやりたい」

「得るものが本当に大きかったと感じています。仕事もしていましたけれど、みんなでフォローし合って気持ちよくやれました」

「子どもが3人小学校に通っているあいだ、何度か委員や役員をやりました。一緒にやる人にもよりますけど、私はやってよかったです」

次ページ身近でリアルな、地元での人とのつながり
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT