「やってよかった」という人が確実にいる
「やたらと時間をとられる」「何のためか分からない活動が多い」「無駄が多すぎる」等々、安定的に評判の悪いPTAですが、そもそもなぜ、なくならないのでしょうか?
筆者が子どもだった30年前から、4月のPTA委員決めは母親たちの悩みの種だったと聞きます。だのになぜ歯をくいしばり、いまだに続いているのか。
単に「前例踏襲」(=惰性)で続いてきた面も少なからずあるでしょうが、おそらくそれだけではありません。やはり、実は、「やりたい人」がいるからでしょう。会員全体からみると少数ではあるものの、PTA活動にメリットを感じて活動している人も存在するのです。
実際に、講演会などでお会いするPTAの役員さんたちからは、以下のような声を、しばしば耳にします。
「最初は気が重かったけれど、今では周りの人たちとも仲良くなって、楽しいです。任期がなければ、ずっとやりたい」
「得るものが本当に大きかったと感じています。仕事もしていましたけれど、みんなでフォローし合って気持ちよくやれました」
「子どもが3人小学校に通っているあいだ、何度か委員や役員をやりました。一緒にやる人にもよりますけど、私はやってよかったです」
無料会員登録はこちら
ログインはこちら