21. 一般の観測では口径(ミリメートル)と同じ~半分程度の倍率が適正倍率といわれる
22. 一般に倍率を上げるほど拡大された像は暗くぼやける
23. 倍率は接眼レンズを交換することで変えられる
24. 集光率は、光を集める能力のことで肉眼の何倍になるかで表す。有効径の2乗÷瞳径の2乗=集光率
25. 極限等級は望遠鏡で何等星まで見えるかを示す数値
26. 分解能はどのくらいまで細かく見分けられるかの能力。角度の秒で示し、数値が小さいほど優秀
27. 人間の瞳には口径約7ミリメートルのレンズ(水晶体)がある
28. 肉眼で星空を見るとき、人間の眼は有効径7ミリメートル、倍率1倍という非常に視界の広い望遠鏡といえる
天体望遠鏡で見ることのできる太陽系の惑星とは?
29. 天体望遠鏡で表面の模様や形の変化を見ることができる太陽系の惑星は、水星、金星、火星、木星、土星
30. 木星の縞模様や土星の輪を見るためには、口径6センチ以上の屈折望遠鏡で40~100倍程度の接眼レンズが必要
31. 双眼鏡でも月、惑星、星雲・星団、彗星など天体観測が楽しめる。口径50ミリメートル、倍率7~10倍が最適とされる
32. 望遠鏡で天体を見た時に起きる星像の揺らぎをシンチレーションという。主に上空の大気の流れが原因
33. シーイングとは大気のゆらぎの程度を表すもの
34. 一般に、空がどんよりしているときのほうが大気が安定し気流が穏やかでシーイングがいい
35. 反対に空の透明度が高い(雲がない)ときは上空で強い風が吹き大気が安定しないためシーイングは悪くなる
36. 最もシーイングがよくなるのは春から夏、特に太平洋高気圧に日本列島が覆われるときとされている
37. 持ち運び式望遠鏡の場合、望遠鏡自体の熱により対流が起きるため、あらかじめ外の温度に慣らす必要がある
38. 車などが近くにあると熱対流が起こりシーイングが悪くなる。天体観測の盛んな場所に行く際は、離れた場所に駐車するなどの配慮が必要となる
39. 望遠鏡は1608年にオランダの眼鏡職人ハンス・リッペルスハイが偶然の産物として発明したという説が有力
40. リッペルスハイがオランダ政府に出願した「遠筒」の特許申請書が、望遠鏡発明に関して現存する最古の資料
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