そもそも望遠鏡とは?
01. 遠方の物体を拡大して見るための器械、望遠鏡
02. 天体用のものは天体望遠鏡、地上用のものはフィールドスコープ、スポッティングスコープなどと呼ぶ
03. 天体望遠鏡は、屈折式と反射式の2種類に大別される
04. 屈折式は、対物レンズで集めた光を直接接眼レンズで拡大して見る方式
05. 反射式は、反射鏡を使って集光し、さらに斜鏡で光路を90°曲げて接眼レンズで拡大して見る方式
06. 屈折式と反射式の要素を組み合わせたカセグレン方式の望遠鏡もある
07. 対物レンズは望遠鏡の前方にある大きなレンズ
08. 接眼レンズは眼をあてる部分のレンズで「アイピース」とも呼ばれる
09. 通常、天体望遠鏡で見る天体は倒立像となる
10. 天頂プリズムを使用すると正立像となる。ただし裏像
11. 望遠鏡の鏡筒を三脚に固定して支え、向きを変えるための装置は架台、またはマウントと呼ばれる
12. 上下・左右に基本運動する架台が「経緯台式」。気軽に星空観望や地上の風景を楽しむのに適している
13. 星の日周運動に合わせて追尾可能な架台が「赤道儀式」。長時間露光を必要とする天体写真撮影に必須
14. 望遠鏡の性能を決める最大の要素は、倍率ではなく口径の大きさ
15. 口径が大きいほど多くの光を集め、天体の像はより明るく、解像度が増す
16. 口径とは、対物レンズまたは反射主鏡そのものの直径。有効径は実際に望遠鏡の枠に収まった時の直径
17. 焦点距離は、対物レンズまたは反射主鏡により集められた光が焦点を結ぶまでの距離
18. 望遠鏡の倍率=主鏡または対物レンズの焦点距離÷接眼レンズの焦点距離
19. 「有効最高倍率」とは、有効径に対して実質的に天体観測が行なえる倍率の限度のこと
20. 最高倍率は口径(ミリメートル)の2倍前後とするのが定説。たとえば口径50ミリメートルなら100倍程度
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