「望遠鏡」の奥深さをどれだけ知っていますか 知れば思わず話したくなる蘊蓄100章

✎ 1〜 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

81. 南天に輝く星座に「ぼうえんきょう座」がある。日本では九州南部以南でのみ全体を見ることができる

82. 10月2日は「望遠鏡の日」。ハンス・リッペルスハイが望遠鏡を発明した日にちなむ

83. 米国のミードは世界市場シェアNo.1を誇る天体望遠鏡専門メーカー

84. 天体望遠鏡の国内トップメーカーはビクセン。国内シェア60%を占める。世界シェアは3位

ジャンボジェットの胴体から観測を行うSOFIA

85. 遠赤外線天文学成層圏天文台(SOFIA)はジャンボジェットの胴体から赤外線望遠鏡で観測を行なう

86. 世界初の宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡は地球の約600キロメートル上空を97分に1回軌道周回している

ハッブル宇宙望遠鏡は、さまざまな宇宙の謎を明らかにした(写真 :macro / PIXTA)

87. ハッブル宇宙望遠鏡は宇宙の年齢(130~140億年)、暗黒エネルギーの存在や古代銀河の姿などを明らかにした

88. ハッブルはスペースシャトル宇宙飛行士による修理を経て活躍

89. 米航空宇宙局はハッブルの後継機としてジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を2018年打ち上げ予定

90. JWSTは口径6.5メートル。地球から150万キロメートル離れた太陽の周回軌道上で稼働する予定

91. JWSTと連携する地上望遠鏡として、直径8メートルもの鏡7枚からなる巨大マゼラン望遠鏡(GMT)をチリのラスカンパナスに設置予定。完成予定は2022年

92. GMTが完成すればハッブル宇宙望遠鏡の10倍の解像度となり、ブラックホール、暗黒物質、初期の宇宙などの謎を解く鍵となると考えられている

93. 2013年9月に打ち上げられたイプシロンにより軌道投入されたスプリントAには惑星観測専用の宇宙望遠鏡「ひさき」が搭載されている

94. 現在、地上に設置されている世界最大の望遠鏡は、チリ北部アタカマ砂漠の高原にあるアルマ望遠鏡

95. アルマ望遠鏡の正式名称はアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計。略称のALMAはスペイン語で「魂」

96. アルマ望遠鏡はパラボナアンテナ66台を組み合わせる干渉計方式の巨大電波望遠鏡で、日米欧などが参加する国際プロジェクトとして建設されている

97. 30メートル望遠鏡(TMT)計画は、ハワイ・マウナケア山頂に口径30メートルの望遠鏡を建設するプロジェクト。日本、米国、カナダ、中国、インドが協力し2022年観測開始を目指す

98. TMTの30メートルの主鏡は492個の分割鏡からなり、太陽系外惑星の生命兆候の探査や銀河形成の解明に挑む

99. TMTはすばるの約3.7倍の解像度を誇り、これは東京から京都に置いてある百円玉の数を数えられるほど

100. 2020年運用開始を目指すヨーロッパ超大型望遠鏡(E-ELT)は分割鏡式で口径約40メートル。完成すれば史上最大の望遠鏡となる。

(文:森谷 美香/モノ・マガジン編集部)

参考文献・HP/『星空の400年-天体望遠鏡の歴史と宇宙』(丸善)、『望遠鏡400年物語 大望遠鏡に魅せられた男たち』(地人書館)、『天体望遠鏡の使い方がわかる本』『天体望遠鏡クラブ』(誠文堂新光社)、『面白くて眠れなくなる地学』(PHPエディターズグループ)、富山市科学博物館、日本望遠鏡工業会、ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト、ほか関連サイト

 

モノ・マガジン編集部

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

『モノ・マガジン』はワールドフォトプレス社が発行するモノ情報誌。原則、隔週で発行している。公式サイトhttp://www.monomagazine.com/

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事