日本の梅雨とヒマラヤ山脈の意外すぎる関係 この薀蓄100章は思わず話したくなる

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標高世界一のエベレストがある、ヒマラヤ山脈にまつわる100の蘊蓄(写真 : ピンクの風 / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「ヒマラヤ山脈」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

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1. ヒマラヤ山脈は南アジア、インド亜大陸北部に東西に連なる世界最高の大山脈

2. 西はパキスタン北部インダス川上流域から、東はブータンの東方ブラマプトラ川大屈曲点まで全長約2400㎞

3. ヒマラヤ山脈の南北幅は200㎞~300㎞

4. 面積にして約59万4400平方㎞

5. ヒマラヤ(Himalaya)は古代サンスクリット語で「Hima(雪)」と「Alaya(家)」が結びついた言葉で「雪の棲家」という意味をもつ

6. ヒマラヤ山脈は、パキスタン、インド、ネパール、ブータン、中国の5つの国にまたがっている

7. ネパールとブータンは、国土のほとんどがヒマラヤ山脈

8. ヒマラヤは、山麓の「シワリク丘陵」、「小ヒマラヤ」、そしてエベレストなどを擁する「大ヒマラヤ」という平行に走る3つの山岳地帯からなる

9. 地球上に、標高8000mを超える山は14座。そのすべてがヒマラヤ山脈にある

10. そのうちの8座がネパールにあり、また6000m峰は1300以上もある

かつては「海」だった

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11. 標高8000mの地点では、空気中の酸素濃度は地上の3分の1となる

12. ヒマラヤ山脈の中でも標高8000m以上の領域は「デスゾーン」と呼ばれ、人体の高所順応が追いつかず長時間滞在すると死に至るという

13. ヒマラヤ山脈は、中生代まではテティス海と呼ばれる海の底だった

14. エベレストから持ち帰った石灰岩からは三葉虫など海に棲息していた古生物の化石が発見されている

15. ヒマラヤ山脈は、5000万年前にインドプレートがユーラシアプレートに衝突し潜り込むことで成長を始めた

16. 現在のような山脈となったのは600万~1000万年前

17. この過程で海水が閉じ込められ長い年月をかけて化石になったのがヒマラヤ岩塩

18. インドプレートは今なお67㎜/年の速さで動いている

19. 山脈形成から1000~2000万年と推定されるヒマラヤ山脈は地球上で最も若い山脈のひとつである

20. ヒマラヤ山脈は今も少しずつ高くなっている

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