その気になればアメリカはグリーンランドを1時間半で制圧できる。ベネズエラ動乱で浮かぶアメリカの"裏庭"戦略の本気度
アメリカにとって、裏庭は、伝統的な勢力圏である中南米地域のことだが、トランプ大統領にとって裏庭は、北極圏に位置する世界最大の島でデンマーク領グリーンランドにまで拡張されている。
トランプ大統領は、グリーンランドを所有したいという発言を繰り返し、様々な理由を提示している。
「グリーンランドは国家安全保障上の理由で必要だ」
「(次世代ミサイル防衛システムである)ゴールデンドームを配備するために、グリーンランドが必要だ」
トランプ大統領自身は、狙いがグリーンランドの鉱物資源であることを否定しているが、以前、政権高官は、グリーンランドへの関心理由を「重要な鉱物と天然資源」だと断言している。
グリーンランドは、アメリカとロシアの間に位置する戦略的要衝であることから、トランプ大統領は、「アメリカがグリーンランドを所有しなければ、ロシアか中国が手に入れる」と発言し、ベネズエラと同じく、アメリカの裏庭から、ロシア・中国を排除したい姿勢を明確にしている。
米ロ中3カ国のグリーンランドに対するアプローチの違いは顕著だ。
アメリカの民間部門はグリーンランドに無関心
アメリカのダートマス大学で長年北極圏情勢の研究をしているマリソル・マドックス上級研究員は、筆者の取材に対して、米中の大きな違いはグリーンランドでの民間企業の存在感だと指摘する。



















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