そして、これらの薬が効いているかもきちんとチェックしておきたい。特に注射の場合は、1回打っただけで、「劇的に効いた」という人もいるくらい、即効性があるという。
裏を返せば、1~2回打ってまったく効果を感じなければ、男性更年期障害ではない可能性がある。
前向きな気持ちが大事
「だらだらと続けずに、うつ病など別の原因を検討し、クリニックを受診したほうがいいでしょう。数値上はテストステロン値が上がっても、本人が効果を感じていなければ、続けるべきではありません」と、小堀医師はアドバイスする。
男性更年期障害は決して気持ちの問題ではなく、体が訴えるSOSサインだ。
そして自分だけに起こっている不調ではなく、まわりに打ち明けないだけで、同じ思いをしている男性が近くにいるかもしれない。
一方で、気持ちが前向きになることで不調が軽減されることもある。
近年の研究では背筋を伸ばして胸を張ると、テストステロン値が上昇するという報告もある。いつも背中が丸くなっている人は、まずは胸を張って歩いてみてはどうだろうか。
(取材・文/中寺暁子)

東京院 院長 小堀善友
2001年、金沢大学医学部卒。長野赤十字病院、石川県立中央病院などを経て2009年から獨協医科大学越谷病院(現・獨協医科大学埼玉医療センター)泌尿器科に勤務、2021年から現職。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・泌尿器科指導医、日本生殖医学会生殖医療専門医、日本性機能学会専門医・理事、日本性感染症学会学会認定医、日本性科学会セックス・セラピスト、日本エイズ学会認定医。
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