20代前後の若い人に多い、「息苦しさ」の症状が表れる病気とは?(写真:siro46/PIXTA)
「なんとなく息苦しい」「片方の胸が痛い気がする」。
そんな小さな違和感を抱えながらも、忙しさなどを理由に放置してしまう人は少なくないだろう。20代前後の若い人でも“ある日突然”息苦しさや胸の痛みに襲われるケースがあるという。
“息苦しさ”の裏側には、どんな病気が隠れているのだろうか。考えられる病気の種類やその治療法などについて、玉川病院 気胸研究センター長・呼吸器外科部長の坪島顕司医師に聞いた。
「息苦しい」は病気のサイン
一口に「息苦しさ」といっても、程度も表れ方もさまざま。坪島医師によれば、20代前後の若い世代で「息苦しさ」を伴う呼吸器疾患といえば、およそ3つに分類ができるという。
肺炎と喘息、そして気胸(原発性自然気胸。以下、自然気胸)だ。それぞれ、どう違うのか。坪島医師から聞いた内容をまとめるとこうなる。
まず、肺炎から。肺炎にもいろいろな種類あるが、ここで紹介するのは細菌感染によるものだ。高熱や咳、痰を伴いながら、“徐々に息苦しさが強くなっていく”傾向がある。
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