1つは、前立腺がんを悪化させるリスクがあるため、前立腺がんがあれば使用できず、治療前には必ず腫瘍マーカーの検査で前立腺がんの有無を確認しなければならない。
2つ目は、血液を濃くする作用があるため、内臓に負担がかかるほか、多血症のリスクがあるという点だ。これは定期的に血液検査をして、多血症などをチェックする必要がある。
そして3つ目は、精子の形成を抑制すること。不妊治療をしている場合は適さないので、漢方薬など別の方法で治療することになる。
保険適用外の治療法も
男性更年期障害のホルモン補充療法としては、保険適用外にはなるが、クリーム状の薬もある。陰嚢やあごの下、下腹部のいずれかに、1日1~2回塗布する。
皮膚から吸収されたテストステロンが血液中に入って効果を発揮するが、注射に比べて作用はマイルドで、1週間後くらいから効果を感じる人が多い。こちらは約1カ月分で5000円前後になる(医療機関によって異なる)。
小堀医師の場合、「保険適用の注射薬と、保険適用外の塗り薬、どちらにするかは、患者さんの希望に合わせる(医療機関によっては注射薬も自費診療)」という。
ちなみに塗り薬は、市販薬として薬局やドラッグストア、ネットショップなどで売られており、自分で購入することもできる。
「処方薬と成分は同じで、テストステロン値が上がる効果も示されているので、クリニックは受診しづらいという人は、試してみるのも1つの方法です」(小堀医師)
購入の際は、薬剤師や登録販売者に相談してみるといいそうだ。
「ネットで買う場合も薬剤師に相談できるところで購入しましょう。注意点についても処方薬と同じで、前立腺がんの人、その疑いがある人は使用できません」(小堀医師)


















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