また、肥満の人が運動とカロリーを制限した食事療法を組み合わせて減量すると、テストステロン値が上昇することも研究でわかっている。
テストステロンを増やす食生活については、栄養バランスの取れた食事が基本となる。テストステロンが増えることが明確になっている特定の栄養素はないが、次のようなことがわかっている。

ホルモン補充療法を受けなくても、生活習慣の見直しだけでテストステロンが増え、男性更年期障害の症状が改善する人もいるそうだ。
「特に肥満は、さまざまな生活習慣病の原因になります。男性更年期障害を機に肥満を解消しておけば、病気のドミノ倒しを防ぐことができるでしょう」(小堀医師)
ホルモン補充療法の効果と注意点
セルフケアをしても症状が改善されないという場合、ホルモン補充療法を受けるのも手だ。ここで改めて、治療についても見ていこう。
主な治療法は、テストステロンを補うホルモン補充療法で、このほかに運動療法や生活習慣の改善がある。薬物療法で健康保険が適用されているのは、筋肉注射のテストステロン製剤(テストステロンエナント酸エステル)で、2~4週間おきに投与する。条件を満たせば保険適用となり、自己負担額が1回数千円ぐらいだ。
冒頭で紹介した男性も受けていた治療で、血液検査でテストステロンの値が低くなくても、男性更年期障害の症状がある40歳以上の男性であれば、治療を受けることができる。
「テストステロン製剤は、使用量さえ守れば基本的には安全で、体にいいもの」と小堀医師。治療を始めたときから脳が活性化してやる気が出るほか、筋肉量が増えてやせやすく、性欲や勃起などの性機能、認知機能も改善する。
ただし、投与に当たっては「注意点が3つある」そうだ。


















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