歩く時間が無駄になることはない、というのも大きい。
信号待ちの時間にスマホでメールを返したり、Slackのやり取りを済ませたりする。車が来る可能性のない歩道を歩く際には、歩きながらメモ帳に音声入力で仕事のアイデアや記事のネタを吹き込むことも多い。机に向かっているときよりも、歩いているときのほうが考えがまとまることすらある。
忙しいからこそ、歩きながらできることを増やしていくと、心理的なハードルは一気に下がるのだ。
悩まないことで意思決定のコストを回避
さらに大事にしているのが、「この距離なら歩く」という基準を、あらかじめ自分の中で決めておくことだ。
たとえば、東京駅から大手町、有楽町、神田あたりは歩く。普段オフィスのある竹橋からは、神保町、九段下、神田、東京駅までは歩くと決めている。学生時代からの癖で、高田馬場〜早稲田間も歩く。電車やバスに乗るのと、歩くのとで所要時間があまり変わらない距離なら、迷わず歩く。
悩まないことが、習慣化のコツだ。なぜなら意思決定には、相応の負担があるからだ。悩んでいるうちに、時間が数分ロスしてしまい、「……今日はやめとくか」となる。「この距離なら歩く」とあらかじめ決めていれば、意思決定の負担から回避されるのだ。
もちろん、毎日必ず1万歩に届くわけではない。届かなくても、誰に怒られるわけでもない。「今日は7000歩だったな」と思う日もある。
ただ、「気にしておく」だけで、平均すると8000歩くらいには自然と到達する。歩くこと自体が目的になってしまうと、途端にしんどくなる。無理をしないことが、何よりも大事だ。
・自分に合わないジム通いやランニングはやめる
・時間を作って運動するのではなく、普段の生活に運動を組み込む
・ハードな運動はしなくていい、中強度の運動を日常的に続ける
・歩く際は「早歩き」「一駅多く歩く」を意識する
・「この距離なら歩く」という基準を決めておく
・未達でも無理せず、気にせず、しかし忘れずにいる


















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