教科書に載るほどガチの"シャッター街"の大変化 JINSの田中仁CEOが私財投じるなど民間主導で"衰退した地元"を再生中《前橋》
全国各地で巻き起こる“まちづくり”。なかでも、注目度が高いのが群馬県前橋市です。画期的な官民連携の施策と、その「B面」となる若者を中心としたカウンターカルチャーが入り交じり、ほかの都市には見られないイノベーションが起きています。
シャッター街の典型として教科書にも載るほど衰退の危機にあった前橋は、どのように再生してきたのでしょうか。現在の街の様子を探りながら、地域活性のプレーヤーたちに話を聞きました。前橋発まちづくり最前線、前編・後編の2回にわたって紹介します。
衰退する街で始まった官民連携の起死回生劇
前橋市は群馬県の県庁所在地であり、人口約33万人(2025年8月現在)の中核都市。明治期から戦後にかけては製糸産業で栄え、その後も中心地にある9つの商店街がにぎわいを生み出していました。
デパートや映画館なども集まる華やかな街は「北関東の銀座」と称されたほど。



















