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「母親の体に見たことのないブツブツが広がっていて……どうしたら良いでしょうか」。自宅で寝たきりの母親を介護している女性から、突如入ったSOS。
これまで1000人を超える患者を在宅で看取り、「最期は家で迎えたい」という患者の希望を在宅医として叶えてきた中村明澄医師(向日葵クリニック院長)が、“在宅ケアのいま”を伝える本シリーズ。
今回のテーマは「専門医との連携」。幅広い視点で患者を診る在宅医が、専門医と連携するのはどんなときか。在宅医が専門医と連携する理由やメリットについて、エピソードを基に解説する。
介護をする娘からのSOS
寝たきりの母親(70代)を自宅で介護している娘のAさん。母親は10年前に心筋梗塞を患い、認知症の影響もあり、意思疎通がはかれない状態にあります。筆者は母親の退院後から在宅医として関わり始め、以来10年近いお付き合いになります。
あるときAさんは、母親の皮膚に赤い発疹や水ぶくれができていることに気がつきます。
「一体これは何だろう」と心配になったAさんですが、意思疎通が困難な母親からは、かゆいのか、痛いのかといった症状を聞くことができません。「少し様子を見てみよう」と思っていたAさんでしたが、そうこうしているうちに、母親の発疹は全身に広がってしまいました。
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