丸暗記不要の「関係代名詞」英会話術…最初は短文、次に文をつなぐwhich,whoを使えるようになれば外国に会社をつくることだって可能になる

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しかし、それに慣れてきたら、少しずつ関係代名詞を使う練習をするべきだともいう。なぜなら、英語の話者はみな普通に関係代名詞を使ってくるからだ。したがって、こちらが自然に関係代名詞を使った話し方ができるようになれば、会話はおのずとスムーズになるわけである。

「思考方法」の重要性

また、関係代名詞は、すごく英語的な表現方法。「後ろから前を」説明する典型的なパターンだから。この「後ろから前を」説明する、のパターンが身につくことで、言いたいことを後付けで、しゃべりながら補足していくことができるようになる。前置詞をつけて補足するときなどには必須の思考方法だ。(69ページより)

この「思考方法」という部分は非常に重要な意味を持つように感じる。英語を話す際に思考方法を意識する機会は少ないだろうし、一般的な感覚でいえば「思考方法」といわれた時点で難しそうに感じてしまうかもしれない。

だが、関係代名詞を活用することに関しては少し違う気がするのだ。つまり、それを「伝えるための思考方法=使えるツール」と解釈してしまえばいいということ。

それなら気負う必要はないし、本書を通じて著者が伝えようとしていることを存分に活用できるのではないだろうか?

印南 敦史 作家、書評家

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いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

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