丸暗記不要の「関係代名詞」英会話術…最初は短文、次に文をつなぐwhich,whoを使えるようになれば外国に会社をつくることだって可能になる

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また、関係副詞の「where」を使う方法もある。

He is the owner of the company where my son works.
「彼は私の息子が働く会社のオーナーです」(67ページより)

表現できれば問題なし

著者は「絶対の正解はないと思っておけばいい」と述べている。それが英語で話すコツなのだとも。つまりは、自分なりに表現できればなんの問題もないわけだ。たしかにそのとおりだろう。

なお私は、日本語にあてはめてみても(理屈の上では)同じことがいえるように感じた。上記の「彼は会社を所有しています。私の息子はその会社で働いています」も「彼は私の息子が働く会社を所有しています」も、「彼は私の息子が働く会社のオーナーです」も、すべて同じようなことを伝えようとしているものだ。

日本語と英語の違いはあるにしても、結局のところ話し言葉とはそういうものなのではないだろうか。少なくともそう考えると、英語はとても身近になるような気がする。

だから、著者の以下の主張にも大きく納得できる。

これまでの英語学習法の多くは、英語教育のプロがつくったもの。だから初心者には難しすぎて、暗記の負担も大きく、途中で挫折してしまう人が多かった。
なので、ぼくは別の会話学習法を提案したい。関係代名詞を使いこなせれば、少ない語彙でも自分の言いたいことを表現できる。カジュアルな会話では、文法規則を完璧に覚える必要もない。(68ページより)

語弊はあるかもしれないが、子どもが(無意識のうちに)関係代名詞を使って言語化する場面を想像してみればいいのではないか?

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