ケインズの「美人コンテスト」がヒント。「自身も相手もウィンーウィンになる」ビジネスに必要な"思考法"3つのステップ

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「正解のない」これからの時代において、重要になっていく考え方とは(写真:metamorworks/PIXTA)
「論理的に考えたところに“正解”がある」。多くの人が、そう考えているのではないだろうか。
しかし、本当に優秀なビジネスパーソンは、むしろ「直感的で、個性的な発想」を大切にしている――。新著『客観より主観 “仕事に差がつく”シンプルな思考法』では、ベストセラー『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』3部作の著者、内田和成氏が、AI時代をサバイブするために必要な「主観」から始める思考法を伝授します。
本稿では、同書から一部を抜粋してお届けします。

ケインズの「美人コンテスト」とは

現代社会を「主観と客観」という切り口から考えていくうえで、私たちに大きな示唆を与えてくれる話がある。それが、イギリスの経済学者、ジョン・メイナード・ケインズが提唱した「美人コンテスト」の話だ。

彼は、株式市場や金融市場における価格決定が、企業の本来の価値だけでなく、「投資家がその企業をどう評価するか」という予測に基づいて行われると説明している。その際、ケインズが比喩として用いたのが「美人コンテスト」だ。

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