元ヴィレヴァン店長が受け継いだ老舗喫茶「暇すぎて漫画を読んでいた」が…3店舗経営に拡大! 経営の極意「やれば道が開く」の突破力

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
カウンターに立つ山﨑俊一さん
神戸で3店舗を展開する喫茶店経営者・山﨑俊一さん。老舗の継承や博物館構想など、一見大胆に見える挑戦の背景には、喫茶店を未来へ残すための経営哲学があった(筆者撮影)
この記事の画像を見る(22枚)
昭和の時代に数多く生まれた個人経営の喫茶店も、時代の流れとともに減りつつあります。
けれど――喫茶店に漂う独特の心地よい空気感は、そこで過ごした人々の記憶の中に今も静かに残り続けます。誰にとっても、心に残る思い出の喫茶店があるのではないでしょうか。
そんな喫茶店を愛する一人のライター・コトリスが、一杯のコーヒーをきっかけにマスターの人生や常連客の思い出など、店の背景にある物語をたどっていく本連載。街の喫茶店に息づく「人と店の物語」を記録していきます。
最終回となる第5回は神戸の老舗喫茶「ポエム」を訪ねました。(全5回)

元ヴィレヴァン店長が経営する老舗喫茶「ポエム」

元ヴィレッジヴァンガード店長が選んだ新たな舞台は“喫茶店”だった。

「店の立ち上げは、物を売るエリートたちに叩き込まれたので得意中の得意でした」

そう語る山﨑俊一さん(43歳)は、偶然見かけた張り紙をきっかけに神戸の老舗喫茶「ポエム」を受け継ぎ、現在は3店舗を展開している。いかにして元ヴィレヴァン店長は喫茶店の道に進み、どのように経営してきたのだろうか……?

【画像を見る】ヴィレバン仕込みの空間づくりが魅力的な喫茶ポエム本店に、自家製プリン(290円)や鉄板ナポリタン(サラダ付き950円)はこんな感じ
次ページポエムとの運命的な出会い
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事