代々木上原は女が37歳になると選ぶ街だった

この街は、「心の健康な女性」が多い

豊洲の時は、私、仕事が忙しかったし、会えばイライラしちゃうから、家に帰っても料理なんてしなかった。彼のために1時間かけてお料理してあげたいって気持ちが希薄だったんです。けど、代々木上原に来て、また自炊を始めました。おいしいパンと、スクランブルエッグ、野菜のポタージュで朝食なんて、優雅でしょう?(笑)銀座のキッチンは綺麗なままだったけど、このキッチンはいい意味で、ちゃんと汚したい。ここでしっかりと生活を立て直したいって思います。

走り、旬、名残を一巡した女たちが最後に選ぶ街

アップサイドもダウンサイドも知ったうえで、選ぶ中庸は最善

今まで、三軒茶屋に、恵比寿、銀座に、豊洲っていろんな街を見てきたけど、代々木上原の女性のバランス感って何なんでしょう?

豊洲は「同列」という言葉が、代々木上原って「中庸」って言葉が似合う気がする。

グランメゾンも経験してるのに、うなるほどおいしいカレー屋さんも、朝ごはんがおいしいお店もちゃんと知ってる。それでいて、地球に優しいエコ的生活も好きで、アートも好き。ヒールも、スニーカーも両方いける。合コンも、ワンナイトの失敗も、恋愛も失恋も、ちゃんと女の人生のうま味と、苦味を全部経験してきた女性が多い気がします。バランス感覚が抜群に優れてる。アップサイドも、ダウンサイドも知ったうえで、選ぶ中庸は最善なのだと。

それって、女の人生の、「走り」と「旬」と「名残」をちゃんと味わってきたからだと思うんですよね。20代前半に、ちゃんと年上の男性に甘えて、世界を広げさせてもらっているって重要なことだと思います。レバレッジを効かせられる時期は一瞬ですから。旬の20代中盤で、合コンとデートをたくさんして、自分の値段と、求めているものとの折り合いをつけていくんです。理想と現実とで、結婚相手を選択して決断する子は、ここでする。だけど、欲深い女は、ここから30代に突入して、苦しみと引き換えに、もう少し深く、いろんな経験をするんです。

前も言ったけど、「する」って決めたら、1カ月後には皆結婚できるんです。ただ、彼女たちは、「いい人」としないと意味ないんですよ。たとえばお友達の結婚式に行って、「あなたも早くいい人見つかるといいね」って新婦に憐れみと励ましの言葉を贈られてニコニコ笑ってますけど、心の中では怒りも、負けたとも思ってなくて、「この程度の結婚、私はしたくないのよ」って逆に憐れみの目で見てるんですよ。残念ながら。

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