有名芸能人を引き寄せるセレブ書店の裏側 『フライデー』のスクープが続発するカラクリ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
代官山蔦屋書店は「TSUTAYA」と同根だが趣がまったく違う

浅野忠信さん、マイケル富岡さん、田中麗奈さん、aikoさん、梅宮アンナさん――。彼らにはある共通点がある。それは何だろうか?

答えは写真週刊誌「FRIDAY(フライデー)」(講談社)。近年、写真付きの記事で登場しているのだ。しかも写真を撮られているのは同じ場所。どこかというと、東京・渋谷の「代官山蔦屋書店」である。

代官山蔦屋書店は、「TSUTAYA」でおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する。大型書店を軸にカフェ、バー、コンビニ、ダイニングなどの複合商業施設で、総称は「代官山T-SITE」と名付けられている。

カメラマンがパトロール

ここでは、普通に書籍を買っているだけの人もいれば、コーヒーを飲みながら本を読んでいる人もいる。男女のスキャンダルではないことも多い。でも、「パトロール」という切り口で、写真を激写されている。これはカメラマンが芸能人の行きそうなスポットを循環するところである。

筆者も家が近いので、週3回ぐらいは行く。早朝に行くこともあるし、深夜に行くこともある。実際、筆者自身も多くの芸能人に遭遇する。離婚したての女優と会ったこともあるし、憧れの女優や某歌舞伎俳優に遭遇したこともある。今年はある美人な女優を見掛けた。そのほか、お笑いタレントやアナウンサー、有名デザイナーや業界人と顔を合わすことも多い。

そういうスポットなのだ。代官山蔦屋を知らない人にとっては、「あれ?それってレンタルビデオのTSUTAYAだよね?」と連想すると思うが、大きな間違いである。

次ページ代官山蔦屋書店とは?
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事