有名芸能人を引き寄せるセレブ書店の裏側

『フライデー』のスクープが続発するカラクリ

おしゃれな雰囲気の中、いすに座ってくつろげるスペースも多く取られている店内

代官山蔦屋書店は、2011年12月にオープンした、これまでの常識を覆す書店を中心とした総合スポットである。なによりもオシャレで文具も豊富。モンブランなどの高級品も多数扱っている。2階には、アンジンカフェや、iPhoneのストアも入っている。CDもジャズなどが豊富だ。もちろん、お家芸のレンタルDVDもある。

敷地内には、ライカ(Leica)などの高級カメラを扱う、カメラのキタムラやおしゃれなレストランのIVYプレイスなども併設。代官山の名物スポットとして大にぎわいである。土日は特に観光地化して、雰囲気が原宿の竹下通りのようになっている。

芸能人も記者も集まる

そんな場所は、時間によっては芸能人があふれている。芸能人が来るところには必ず週刊誌の記者が集まる。そして、写真を撮影されて記事になってしまうのだ。筆者自身も週刊誌の記者に遭遇したことがある。

それなのに、どうして芸能人はこのスポットに集まるのだろうか? ちょっと筆者なりに分析をしてみた。

分析①――住居から近い

代官山、渋谷地域には、昔から多くの芸能人が住んでいる。近隣には、松濤や代々木上原、大山といった高級住宅街が多数あり、そこからのアクセスが非常にいい。最近はこの近辺に高級高層マンションもいくつかでき、芸能人がたくさん住んでいる。

国道246号線からも近く世田谷界隈に住む芸能人が、都心での仕事帰りに立ち寄るのに丁度いい。しかもこの辺りには大きな書店やDVDレンタル店が皆無だ。だから必然として書籍を購入しようとすると、代官山蔦屋書店になってしまうのだ。また芸能人御用達の飲食店が多い恵比寿からもアクセスが抜群だ。もしかすると、アルコールが入っていて警戒心がおろそかになっているのかもしれない。

分析②――駐車場が便利

芸能人が多く出没する、六本木ヒルズのけやき坂にある「蔦屋」もオシャレである。だが一つだけ欠点がある。それは駐車場である。六本木ヒルズのTSUTAYAに隣接する駐車場は、立体駐車場で出し入れに面倒である。芸能人ご用達のフェラーリやメルセデス・ベンツ「AMG」などの場合、車高が低く、車の下部を擦ってしまうため、断られるケースがある。そして、近隣の道路に路上駐車すると、駐車違反になる可能性がある。筆者も違反切符を切られたことがある。

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