有名芸能人を引き寄せるセレブ書店の裏側 『フライデー』のスクープが続発するカラクリ
一方、代官山蔦屋書店は平置きで壮大な駐車場を持つ。アクセスも非常にいい。唯一の欠点は反対車線からの入場が出来ず、帰りも左折しか出来ないのが残念。とはいえ、車移動の多い芸能人にとっては非常に便利。芸能人が多数愛用している車高が高いベンツの大型SUV(スポーツ多目的車)「Gクラス」でも楽々駐車できる。
深夜のデートに最適
分析③――深夜までやっている
営業時間は深夜2時まで開いている。この代官山蔦屋は。夜21時を過ぎると、急に客層が変わり地元の人やクリエイターが増える。そう、ある意味業界臭さが増すのだ。そして、閉店の2時までは大人の雰囲気。だから、デートで来やすい。
「まさかこの時間までカメラマンはいないだろう」と思うが、深夜でも芸能記者やカメラマンが張っている。もしくは、麻布十番、広尾、恵比寿などのパト ロール途中に何度も立ち寄っている。2階のアンジンもクリエイター、デザイナー、モデルなどを多数見かける。そんなスポットである。
分析④――芸能人が、単なる本屋と思っているフシがある
「まさか書店に記者やカメラマンが!」と誰もが思っている。そこで売っているフライデーにまさか自分が掲載されるとは!と思っているに違いない。確かにホテルで撮影されるのに比べると、決定的なスキャンダルではない。だが、書店は、初期のデートに最適なスポットだ。だから、まだ付き合い始めの芸能人カップルが多いと思われる。
その一方で、記者にとっては、「芸能人のデートスポット」と思っている。「まさか本屋さんで」と思っているかもしれないが、ここはデートスポットだ。油断禁物だ。特に1階の雑誌コーナーで激写される芸能人が後を絶たない。
分析⑤――飲食店が併設されている
単なる本屋ではないと先程述べたのだが、飲食店としても抜群だ。軽井沢の別荘の雰囲気ただようIVYプレイスは朝の7時からやっていて、朝食の人気スポットだ。だが、ここの本場は夜である。この店は、その昔、西麻布にあり現在は表参道に移転したCICADAと姉妹店。同じ系列である。この系列店はどこも元々芸能人御用達である。
そんな店が代官山に出来たのだから、多くの芸能人が使うに決まっている。ちなみにこの原稿は代官山蔦屋で書いているが、有名人には遭遇していない。なぜなら、昼間だからである。夜になると、芸能人が大量に集う代官山蔦屋書店。今年も多くのスキャンダルがここから生まれるかもしれない。
(撮影:今井康一)
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