「笑っていいとも」終了後、タモリさん初のレギュラー番組として鳴り物入りで始まった「ヨルタモリ」(フジテレビ系、10月19日開始)。筆者も楽しみにしていて、録画ではなく生で見たのですが、ふたを開けてみると、超絶ガッカリ……。
ネット上でも賛否両論、視聴率は前番組の「新堂本兄弟」の最終回を下回る微妙な感じ。国民的なスターであるタモリさんの番組なのに、何でこんな感じになっちゃったのな~というのが正直な感想です。
後述しますが、日本のバラエティ番組の初回はすべて「試作品」。「ヨルタモリ」も例外ではなく、まさに開発途上。
「『今夜は最高』を思い出した」
「フラメンコとハエのコントが面白くて大笑いしてしまった」
「タモリさんが楽しそうでこっちまで楽しくなる」
というコアファンからの好意的な意見が相次ぐ中、
「トーク部分の変なキャラ設定は不要」
「なんか思っていた感じと違う」
「昭和の番組はこんな感じなのか」
「トーク番組なのかコントなのか中途半端」
といった辛辣な意見も。
筆者はどちらかというと後者の立場。これからどんどん改善されていくでしょうが、一部の視聴者を代表して、今回は、ガッカリポイントをまとめてみたいと思います。
ガッカリ① タモリの番組ではない
「ヨルタモリ」は、宮沢りえさんがママを務めるバーを舞台に、タモリさんが客としてふらりと訪れ、ゲストとトークを繰り広げる番組だという触れ込みでした。番宣も番組のポスターも、「タモリさんのトークショー」と打ち出していたように思います。
ところが、「ヨルタモリ」は、タモリさんのトークショーではなく、「徹子の部屋」ならぬ「りえのバー」。宮沢りえさんを中心とするトークショーだったのです。
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