「愛媛 vs. 和歌山 みかん対決」「埼玉のニュース」「福岡県民は焼鳥屋で豚バラを食べる」……。最近、全国ネットのバラエティ番組を見ると、やたらと各都道府県や市町村の「お国自慢」や「ローカルネタ」企画が目につきませんか? 世の中はグローバル化、グローバル化と言うけれど、ディープな地方の話題が支持される背景は何なのでしょうか。
こんなにも"ミニケンミンショー”が!
各都道府県の食文化や風習を比較する番組の代表格といえば「カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW」(毎週木曜 夜9時、日本テレビ系)ですが、最近では、多くのバラエティ番組が“ミニケンミンSHOW”のような企画を番組内で放送しています。
たとえば、ここ10日間ぐらいの番組をチェックしてみると、次のようなコーナーがありました。
「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)
・“埼玉のニュースを時々お伝えする件Part7”と題し、埼玉県が「『ほどよく田舎』ランキング」で1位になったニュースなどを紹介(6月1日放送)
・カレーに入れる肉といえば牛肉か、豚肉か。日本地図上で、どの地域が牛と豚の境界線なのかを関西から中部地方にかけて現地調査(5月25日放送)
「世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?」(TBS系)
・「納豆の消費量が町ランキング」を発表。なぜ福島市が1位で、水戸市が2位なのかを現地調査(6月1日放送)
・「自転車屋さんが多い町ランキング」を都道府県別に発表。沖縄県が最下位となった理由を調査(6月1日放送)
「ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(TBS系)
・現役の県知事9名が集合し、互いにお国自慢。「みかん」「和牛」はどこがいちばんおいしいのかなどをテーマに対決(5月30日放送)
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