昨年10月の放送開始から、瞬く間に人気番組となった「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)。
午前0時台にスタートする深夜番組にもかかわらず、6〜7%もの視聴率を獲得。今年4月から、ゴールデン帯(毎週月曜 夜8時〜放送)に昇格することとなりました。
新たなヒット番組が生まれにくい時代と言われる中、「異例のスピード出世」と話題になっていますが、なぜこんなにも早く成功したのでしょうか。
赤裸々すぎる!しくじりエピソード
「しくじり先生 俺みたいになるな!!」は、過去に大きな失敗を体験した“しくじり先生”たちが 、しくじり学園の生徒たちに、自ら失敗から得た教訓を教える番組です。
毎回、しくじり経験を持つタレントやミュージシャンが、オリジナルの教科書とVTRを使いながら、約30分の授業を行っていきます。
筆者が同番組を最初に見たのは、本当に偶然でした。昨年10月、会食を終えて深夜に帰宅したとき、何気なくテレビをつけたら、たまたま放送していたのです。そのときの先生は、オリエンタルラジオ。あまりにも自らの失敗体験を赤裸々に語るので、一気に酔いが覚めてしまったほど。
その後、杉村大蔵さん、立川俊之さん(元大事MANブラザーズバンド)、ダイヤモンド☆ユカイさん、石田純一さんなどが“しくじり先生”として次々に登場。筆者はすっかり、この番組のとりこになってしまったのでした。
なぜ視聴者はこの番組にはまってしまうのか。そこにはシンプルだけれども新しい、次の3つの戦略があったように思います。
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