それに無邪気な生徒たちからは、容赦ない質問が飛びます。それに対しても、つらい体験を時には笑いにまで昇華させて、答えなくてはなりません。
そこにあるのは「俺みたいになるな!!」「自分のような人間を増やすまい!」という自己犠牲の精神です。
確かに“しくじり先生”は、多くの人々に迷惑をかけているので、それをバラエティ番組で面白おかしく話すなんて、という意見もあるでしょう。それに、この番組に出演すれば、「しくじった人」として公に認定されることにもなります。でもそういうマイナス面を覚悟したうえで、多くの方が「それでも自分の失敗談を世の中のために役立てたい」と思って出演していると感じます。その謙虚な姿勢には、素直に敬意を表したくなります。
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』は、ゴールデン昇格後、初回視聴率12.8%を記録(4月20日放送、関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
これだけ人気を集めると、書籍、DVD、公開収録、イベント等、マルチに展開できそうです。
今後、どんな人がキャスティングされるのか、注目していますが、「失敗していなさそうな人」に失敗を語ってもらうというのも意外感があって面白いのではないかと思います。
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